キャパオーバーになる消化器内科の看護師の悩みとは?

消化器内科に配属された看護師がよく悩むことは、仕事の内容が膨大すぎて覚えきれずにキャパオーバーになることです。

消化器内科は、扱う臓器が幅広く、解剖学や病生理学、栄養学など幅広い知識を求められます。もちろん看護師の勤務先はさまざまなので、同じ消化器内科でもクリニックと総合病院の病棟勤務は仕事内容が異なります。

キャパオーバーな悩みは、主に病棟勤務での出来事が多いです。夜勤などもシフト制のため、新人時代は特に辞めたいと感じてしまうのかもしれません。

解決策は、まず早期に報連相を行うことです。上司への報告はもちろん、自分の体調管理も先決。また、生活リズムが乱れてしまうと自身の自律神経が正常に働かないため、何をしてもネガティブに考えてしまいます。まずは勤務形態を見直してもらい、その後必要ならば転部届を出すなど、何らかの手段を取るとよいでしょう。

次に多い悩みは、患者の死に直面することへの悩みです。消化器内科は最もがん患者が多い診療科でもあります。がんの進行度合いはさまざまですが、末期がん患者のサポートを担うこともあるでしょう。ほかに、入院患者の日常生活を看護する際に、突然の下血や急変の対応もあります。また、亡くなられた患者やそのご家族との向き合い方にも悩み、耐えられずに辞めていく看護師も多いです。

これらの問題はきちんと大学や専門学校で学ぶべきメンタルトレーニングですが、いざという場合は精神的に参ってしまう人が多いでしょう。このような悩みは、意識改革から行うべきです。